ヘンク・フィシュ"耕された土地の端で"
ワコウ・ワークス・オブ・アートではこの度、2018年5月25日(金)から7月14日(土)まで、オランダの美術界を代表する彫刻家、ヘンク・フィシュによる7回目の個展『 At the edges of cultivated land 耕された土地の端で 』を開催いたします。フィシュは1950年にオランダのアイントホーフェン(Eindhoven)に生まれ、人間を想起させる独特な形態をもつ彫刻作品の制作を中心に、「不可視であるもの」に対する問いかけを続けている作家です。 詩を綴るような深い思索を制作の起点とし、そこから導き出された様々な思考の様相を作品を通して象ることで、知覚の可能性を物体として表現しています。 日本での展覧会は、2012年にフィシュがキュレーションしたアイシェ・エルクメン等との3人展以来6年ぶりの開催です。同時発売予定のドローイング作品によるアーティストブック『 HENK VISCH drawings: Hope everithing is good with you 』には、親交の深い日本人作家、奈良美智との交換書簡も収録されます。 また、5月26日(土)18:00-20:00には「六本木アートナイト」との関連イベントとして、作家を囲むアーティストレセプションを開催いたします。 是非この機会にご高覧下さい。 後援:オランダ王国大使館 ■5月26日は六本木アートナイトのため、開廊時間を22時まで延長いたします。 ※一部媒体に掲載された過去プレスから、展示点数及び新刊書籍タイトルが変更されております。書籍タイトルの正式名称は書籍詳細ページ通りです。 1950年オランダ、アイントホーフェン生まれ。同地在住。ミュンヘン、ロッテルダム、アントワープなどヨーロッパ各地に設置された公共彫刻や、思想の形態を擬人化した立体作品や、詩的なドローイング作品で知られている。最初の作品は560cmの橋で、現在はオランダのクレラー・ミューラー美術館のコレクションに加えられている。ヴェニス・ビエンナーレ(1988)、ドクメンタ9(1992)をはじめ、数々の国際展に参加。西沢立衛建築による森山邸での展示(2006)や、伊東豊雄設計によるシンガポールVivoCity(2006)や北京(2009)でのパブリックアートプロジェクトに参加するなど、アジアでも活躍の場を広げている。近年は2012年にオランダのアメルスフォールト美術館で回顧展が開催された。またこれまで、ミュンスター芸術大学、ハンブルグ美術大学、北京中央美術学院で教鞭を執り、後進の育成にも精力的である。
|
||||||
COPYRIGHT © WAKO WORKS OF ART ALL RIGHTS RESERVED. |