Yuji Takeoka
竹岡雄二 

"もうひとつの台座考"

¥ 1,620.-
2016.07.09
18.9 × 11.6 cm
108ページ (カラー図版7点)
寄稿:遠山公一/イヴェット・ディーシヴ/竹岡雄二×梅津元×平野到/建畠晢
翻訳:清水穣
デザイン:森大志郎
口絵カラー写真:椎木静寧
発行:ワコウ・ワークス・オブ・アート
ISBN: 978-4-902070-47-7

国立国際美術館、埼玉県立近代美術館、遠山記念館の3館で開催された、彫刻家・竹岡雄二の国内初の回顧展「台座から空間へ」に関連して刊行された、テキストシリーズの第6弾。巻頭のカラー図版には、日本家屋の指定文化財・遠山邱に配置された作品の展示風景を収録。
台座の歴史的役割の考察から遠山邸と竹岡作品の関係性を論じた遠山公一によるテキスト「もうひとつの台座考」、作品に宿る詩性と彫刻という制度そのものを論じた建畠晢によるテキスト「メタフィジックとポエジー」の書き下ろし2篇に加え、ゲルハルト・マルクスハウスの学芸員イヴェット・ディーシヴが論じる竹岡作品における言葉の役割の考察「言葉と形式」を、多数の参照図版とともに収録。また、本著の為に行われた埼玉県立近代美術館の学芸員・梅津元/平野到と作家との対話編では、作家自身の哲学に踏み込む。80年代からドイツを基盤にし、一貫して現代アートにおける「呈示」の在り方を追求している竹岡雄二の世界を、多角的な論考から考察する1冊。デザインは森大志郎。


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