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Andreas Slominski
アンドレアス・スロミンスキー 

"the O of the Doorkeeper"

2016年にハンブルクの現代美術館・DEICHTORHALLEN（ダイヒトーアハレン）で行われた展覧会「The O of the Door Keeper」のカタログ。美術館の特性である、広大で壁の隔たりがないホール状の構造を利用してインスタレーションを行ったこの展覧会で、スロミンスキーは、プレハブの公共トイレやその素材そのものを、成長途中の都市の姿の暗喩としてモチーフに用いた。本カタログには、写真家Tobias Hübelによる豊富なインスタレーション風景を中心に、トイレ、装置、人形、手編みのニットなど様々な形態をとる立体作品の図版をフルカラーで収録。作家はこの展覧会を契機に、これまで発表してきた「罠」や「発泡スチロール」のシリーズに続く新たな展開を見せている。テキストは、主任学芸員のDirk Luckow、旧ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の文筆家Sasa Stanisoc、キール美術館学芸員のDorte Zbikowskiによる３編を、英独の二ヶ国語で収録。