Carla Arocha & Stéphane Schraenenカーラ・アロチャ & ステファン・スヒラーネン 

"Sunday"

2013年3月23日(土) - 5月2日(木)

Room 2

展覧会情報

Carla Arocha & Stéphane Schraenenカーラ・アロチャ & ステファン・スヒラーネン 

"Sunday"

会 期:

2013年3月23日(土) - 5月2日(木)

会 場:
Room 2
レセプション:
2013年3月23日(土) 18-20時
開廊時間:
11:00 - 19:00

2013年3月23日より、1961年ベネズエラのカラカス生まれのカーラ・アロチャと、1971年ベルギー生まれのステファン・スヒラーネンの二人組ユニットによる日本初の展覧会「Sunday」を開催します。

立体と写真を主な媒体として制作をおこなう二人の作品は、鏡面加工された机や椅子、鏡と部分的に透明なガラスによる二重構造の平面作品、巨大な窓と、窓に並行して建つ壁の両方に無数の極細のラインを描いてモアレを起こす大型のインスタレーションなど、常に光の存在について鑑賞者に強く意識させる構造を備えています。その様式美は一見、従来のミニマリズムやポップ・アートを彷彿とさせながらも、各要素の厳密に計算された配置や鋭いエッジ、技巧的で繊細なライン等の存在によって、それぞれの作品がきわめて清新かつ現代的な外観を獲得しています。

さまざまな表現手段をとりながら、一貫して光そのものへの言及がおこなわれているカーラ・アロチャ&ステファン・スヒラーネンの作品がもつ一つの側面として、感情への強い働きかけがあります。周囲の事物を作品表面にとりこみ、陰影をはらみつつ見る角度や時間によって複雑にその姿を変えながら光り輝く個々の作品は、常にある種の高揚感を鑑賞者にもたらす力を備えています。

3/23 18:00よりアーティスト・レセプションを開催しますが、その後もぜひ複数回足を運んでいただき、朝、昼、夜と周囲の光量や射光の変化によって刻々と姿を変える二人の作品をご高覧下さい。

カーラ・アロチャ&ステファン・スヒラーネン
カーラ・アロチャ(1961年ベネズエラのカラカス生まれ)と、ステファン・スヒラーネン(1971年ベルギー生まれ)による2人組のユニット。現在はベルギーのアントワープを拠点に活動している。鑑賞者に視覚と知覚についての考察をうながすインスタレーションを制作し、これまでにさまざまなパブリック・スペースやギャラリー、美術館等で発表している。主な作品の収蔵先に、シカゴ美術館、ニューヨーク現代美術館、アントワープ現代美術館、シカゴ・オヘア国際空港等に作品が所蔵されている。