横溝 静・平川 典俊・政田 武史・矢部 奈桜子・横谷 奈歩"日本人アーティストによる近作・新作展"
このたび2005年1月14日より、当画廊の日本人作家によるグループ展“Japanese artists' recent works”を開催する運びとなりました。横溝静、平川典俊に加え、昨年夏に開催いたしました若手作家によるグループ展 "from/to"に出品した政田武史、矢部奈桜子、横谷奈歩を加えた5人による新作・近作を展示いたします。 2003年のテート・ブリテンでの“Days like these”展、ベネツィア・ビエンナーレ“Clandestine”展にも参加するなど、海外でも活躍の場を広げている横溝静。彼女はこれまで他者と自己との関係性を視覚的に測ろうとする試みを、写真というメディアを通して制作してきました。今回もその一貫したテーマのもと、身近な友人たちの部屋の鏡を撮影した最新作の写真を発表します。その他、平川による近作写真、政田、矢部による新作ペインティング、また横谷による、展示空間に作られた小部屋での新作映像インスタレーションを展示予定です。 横溝 静 Shizuka YOKOMIZO 1966年東京生まれ。ロンドン在住。中央大学哲学科を卒業後渡英し、ロンドン大学大学院でファインアートを専攻。立体、写真、ビデオを制作。1997年当画廊とタカ・イシイ・ギャラリーにて初個展(写真)を同時開催。ルネッサンス期の古典絵画からの引用を用いた写真作品“LIGHT”シリーズは光と影のモチーフを用いており、“Sleeping”、“Stranger”シリーズでは人間の存在性と、時間と空間をテーマとしている。近年は欧米で多くの主要国際展に招聘される。 平川 典俊 Noritoshi HIRAKAWA 1960年福岡県生まれ。ニューヨーク在住。大学で応用社会学を学び、フィールドワークとして20か国以上をまわる。写真を中心に、インスタレーション、映像、言葉、パフォーマンスやサウンドなどさまざまなメディアを複合して社会のシステムや制度と個人との新しい関係やあり方を提案。ひとつの解釈は決して世界共通ではないという独自の考えから、ひとつの国にスタジオを定めず、ニューヨークを拠点に日本と欧米を往来しながら制作活動を行う。 政田 武史 Takeshi MASADA 1977年大阪生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院研究科絵画専攻油画卒業。主な展覧会に「Slow painting」(2003、Daiwa RadiatorFactory Viewing Room、広島)、「 政田 武史展」(2001、nomart edition project space、大阪)がある。 矢部 奈桜子 Naoko YABE 1978年大阪生まれ。2004年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程、絵画専攻油画修了。主な展覧会に2001年、大阪・ギャラリー千にて個展、「矢部奈桜子」展(2004、ギャラリーそわか、京都)がある。 横谷 奈歩 Naho YOKOYA 1975年東京生まれ。1998年東京藝術大学入学。現同大学院博士課程在学中。主な展覧会に「アートイング東京1999 21×21」(1999、セゾンアートプログラム、東京)、「ミュンヘン国立アカデミー&東京藝術大学交流展」(ミュンヘン国立アカデミー、ミュンヘン、ドイツ)がある。
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